【LOVE 芸人さん ④四千頭身】
引用:ワタナベインターテインメント
〈ステキpoint〉
①圧倒的新しさ&面白さ
②トリオである意味が満載の3人
③それぞれのキャラがはっきりしていて超魅力的
④デビュー1年目(2017年)で単独ライブ大盛況という伸びシロしかない天才集団
〈補足〉
①お笑いナタリーで四千頭身さんを知って、初めてネタを観た時の衝撃は今でも忘れられません。近年様々な新しい漫才の形が誕生していますが、ここまで衝撃を受けたのも稀です。頭をイカヅチでぶっ叩かれ、手足の先までビリビリとうち震えたのを覚えています。
「なんなんだ、この新しさ。。。まさにザ・平成。。。」
ど昭和のおばちゃんは一瞬たじろぎましたが、そこはさすがプロ。新しくてエッジが効きすぎている感じにも作れるけど、あえて丁度いい塩梅で加減したような絶妙なバランスのネタ。昭和ど真ん中のおばちゃんでもしっかり楽しめます。
ネタのチョイスも展開も今だかつて見たことがないものが目白押し。
よしともでなくワタナベテンターテインメント、というところもなんだか趣き深いです。
②立ち位置左が都築さんでボケ、真ん中の後藤さんがツッコミ、右が石橋さんでボケ。
左の都築さんがネタを進行していく感じでどんどん進めていきながらぼけ、真ん中のツッコミ後藤さんが淡々とローテンションで突っ込んでいく。右の石橋さんがこれまたヌボーっとしていて若干不気味面白さを醸しており、時々絶妙なタイミングでボソッとボケをかぶせるのがいいエッセンスになってより漫才に深みが出る、みたいな感じでしょうか。
トリオでの漫才はテンポ感やそれぞれの役割分担が難しいと思うのですが、四千頭身はみごとに成立していて素晴らしいと思います。
③都築さん→基本的に都築さんがイニシアチブをとってストーリーが展開されていきます。ちょっとトボケた感じが可愛い。漫才の前に踊るポーズも丁度いい感じ。奇抜すぎずでもちょっとヤバめみたいな。
ボケをジャブのように連打し、石橋さんが輪を掛けてクレイジー、という展開が多いように思います。どのボケも新しいしかわいげがあって素敵です。
後藤さん→淡々としたツッコミがクセになります。つっこんでるのかたしなめているのかわからないゆる~い語り口は癒される心地すらするほど。でもネタがぶっとんでたりクレイジーな内容だったりもするため、癒されつつも不気味さも押し寄せてくるいう唯一無二の彼独特の味があります。
見た目が結構ヤバイ感じなのですが、それすらもすべて受け入れているかのような達観した佇まいも素晴らしいです。
「や、め、と、き、なよ~」が個人的には大好き。
石橋さん→トリオの中に必ずいる「ネタは書かないけど絶対的な必要人物」。彼のユルさとクレイジーさとガス抜き感は彼にしか出せないと思います。ロバートでいうところの馬場ちゃんの立ち位置。都築さんと後藤さんだけでは出し得ない彩りといいますか虹色のバリエーションをもたらすのは彼の存在が大きいのではないかと思います。
ネクタイしてほんのり無表情でたたずむつるんとした姿もヤバさ全開でステキです。
④2018年5月1日に早くも2回目の単独ライブを(というかプチ単独らしい)大盛況のうちに幕を閉じた四千頭身。1200円という破格の安さでこの天才集団を観られるという奇跡。あと数年したら3倍になりプレミアチケット間違いなしであろう彼らはまさに今から応援するのにうってつけの超実力派のトリオです。
すでに今でもチケットがなかなかの取れなさ具合らしいので、興味のある方は早めに手に入れるべしです。