カメラを止めるなを和牛・川西賢志郎が食い止めた件について
上記の2つは基本全く関係ない。
ただ単に私の脳内でつながったに過ぎない。
ではなぜ川西さんがカメ止めを食い止めたのか。
最近わたしの住む田舎にもやっと「カメラを止めるな」がやって来た。ヒガシ逢ウサカの高見さんがおもしろいって言ってたから、近くの映画館に来たら行こうと決めていた。
先週ちょうど時間があったのでイソイソと映画館へ。内容は全然チェックせずに席に座る。
ドキドキ。
ワクワク。
やっぱ前情報がないと期待がめっちゃふくらんでいいなー。
ベタなウキウキ感の中上映開始。
.........。
「たーかーみーさーんー、こういうタイプやったらこういうタイプって先にすこーしでもにおわせてくれな、わたし苦手ですねーん(大泣き)」
と話せもしない関西弁が口をついちゃうくらい苦手な展開。
朝の情報番組とかでも絶賛されてたのはうっすら知ってたし、ネットでも話題になってたの知ってたし、たかをくくってた。
大丈夫なやつって。
むりですやーーーーーーん。
完全に途中で帰らざるをえんパターンですやーーーん。
おののき
ためらい
汗でねちょってきた手を肘掛けから離し、もう出ようかなーー涙というときにハタとひらめく。
「ここに川西さんがおったら」
がぜん元気が出る。
恐るべし川西パワー。
こんなことまで川西さんでなんとかなるんや。
お得意の妄想癖とペラペラパワーがどうにか離席はくい止める。
「大丈夫、せっかく川西さんもおることやしもうちょっと観よ」と自分をごまかす。
いやいない。
川西さんなんてどこにもいない。
たまたまのレディースデイで右も左も上も下も女だらけ。
だが、せっかく楽しみにしてきた映画、高見さんも絶賛していた映画、途中で帰るなんてもったいないじゃないですか。
気を取り直して、手で顔を隠し、指のすき間から観るという往年ののぞき見スタイルを採用しながら席に座り続ける。
そうだ、今は映画デート中やねん。で、右隣に川西さんがおって一緒に観てんねん。
全くしゃべれはしないが謎の関西弁は続く。
で、ひじ掛けに置いてる私の右手をぎゅっと握って川西さんが言うねん。
川西さん「大丈夫か?嫌やったら出よか?」
私「う、うん...」
川西さん「でもな、もう少し我慢できるんやったら我慢してみて。このあとめっちゃおもろいから」
私「ほんと?」
川西さん「ほんまほんま。こわかったらこっちに顔ふせとったらええから」
からの、右手で私の頭をそっと自分の肩にあててくれて映像が観えんようにかばってくれてる。
きゃーーーーーーーーーーーーー。
照れる。
我慢できる。
............。
ええ、妄想です。
20代前半までのかわいらしいお嬢さんしか許されないたぐいの妄想です。
子持ちバツ2のアラフィフ、正真正銘のおばちゃんがけっして抱いてはいけないであろう妄想ですよ。
でも。
誰にも迷惑かけてない。(読んでるあなたが嫌な気持ちになってたならかけてる。すまない)
映画途中に帰るなんていう他の観客の方々が感じるであろう興ざめなこともしてない。
ただ妄想してるだけ。
そんなペラペラ妄想をグルグルしていると本編であらたな展開。
たたみかける驚き。
せまりくる感動。
ということで、エンディングではちゃっかり泣いちゃったりど感動しちゃったりで結局最後までカメラを止めるなを思いっきり堪能したのでした。
ありがとうカメラを止めるな。
ありがとう川西さん。(←なんにもしてない)
あなたのおかげで今日もすてきな一日でした。
お読みいただきましてありがとうございます。
よかったらまたお越しください。
りく